京都は、1200年の伝統を持つ日本の古都として全世界に知られ、神社や仏閣などの世界遺産が点在する街並の中に美術工芸品、着物、芸能など、様々な伝統文化や芸術がちりばめられた、美しく印象的な街です。しかし一方で京都は、決して日本古来の伝統を保つだけでなく、常に伝統を踏まえて新しい文化や技術を創造してきた街でもあります。例えば現在、全世界No.1のゲーム機メーカーである「ニンテンドー」。もともとは日本の伝統ゲーム「花札」を製造する京都の小さな会社が、ITと遊びの文化をいち早く融合させたのです。この他にも京都には「シマズ」、「ムラタ」、「オムロン」、「ローム」、「ワコール」など、世界に名だたるハイテク企業やメーカーが何社も存在しています。
そうした事象の背景に見えてくるのが、この街が世界有数の学問の街だということです。人口わずか140万人の小さな都市ながら30近い大学を有し、多数のノーベル賞受賞者も輩出しています。
日本独自のオリジナリティに裏打ちされた本物の技術、芸術、文化を生み出す、“京都ブランド”と言うべき力がこの街には満ちているのです。今も広く国内外から多くの若者がこの街に集い学んでいる理由は、まさにそこにあるのです。